自分の島で暮らす という幸せ(北海道出身 看護師9年目)
私は奄美大島へ来る前に勤務していた総合病院では抗がん剤治療や移植に携わったり、緩和ケアに特化した病院への移動後は、患者さんと同じくらい家族を大切に考える看護・患者さんにとっての幸せを考える看護を学んできました。
自分と向き合う4年間のブランクを経て、この春、結の島ナースとして瀬戸内徳洲会病院で看護師に復職しました。
久々の看護業務に慣れるのにはかなり時間がかかりましたが、さまざまな経験年数のスタッフに助けてもらいながら、同じ結の島ナースとして働く同期と励ましあいながら、大自然である海や山の素晴らしい景色に癒される日々を送っています。
近隣地区では唯一の急性期病院である瀬戸内徳洲会病院では、患者さん同士がご近所さんで顔見知りということが多くあります。患者さん同士が同じベッドに腰かけ、出身集落や退院後の生活について会話をしている姿を見ると、何とも言えない尊さを感じ優しい気持ちになります。
患者さんの年齢層が高いことは予測していましたが、90歳を超えても独居であったり自分の足で歩く姿を見かけることは珍しくなく、本当に驚く日々です。
また、フェリーで約25分の加計呂麻島に住む患者さんも多くいます。
自分の島での暮らしを非常に大切にしており、不便さを上回る楽しさや癒し、幸せがあることを教えてくれます。
これまで大切にしてきた“自分の島で暮らす普段の日常”へ戻るために何ができるのかを考えていると、これまで以上に患者さんを身近に感じるようになりました。
離島医療を学ぶことは看護師としての経験を豊かにしてくれます。
地元の方との交流や島での生活を楽しみながら、奄美大島の良さをもっともっと知っていきたいです。
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