奄美100日生活(後編)岩手県出身 看護師6年目
前回の記事の続きになります:奄美100日生活(前編)
奄美大島:瀬戸内町には、内海を挟んで加計呂麻島や請島・与路島という小さな有人離島があり、フェリーで外来受診される方や救急艇で搬入される患者様も多くいます。
そのため、受診される患者様の通院や島生活の一部に触れる目的で請島・与路島研修が月に1回あり、私も参加させていただきました。
患者様が生活する島の様子や船移動の大変さを身近に感じることができ、また所属部署・職種の垣根を越えて交流できる良い機会にもなりました。
仕事後の過ごし方は、職場の方に誘っていただきバレーボールや島唄の三味線教室に通ったり、黒ウサギやハブを見に連れて行ってくださったり貴重な経験をさせていただいています。
また、休みの日は近所のダイビングスクールやマングローブカヤック、釣り等、島の魅力を味わっています。
奄美に来た当初は近所のお店が閉まる時間が早いので、必要な物がすぐに手に入らないことに不便さを感じていましたが、本当に必要な物なのかを考える時間になり、今まで物を持ちすぎていたことに気づき、シンプルな暮らしで充分満たされていると気づく瞬間にもなりました。
ネットばかり見ていた生活から一変し、天気に一喜一憂できる喜びや波の音を聞きながら眠れる幸せを実感し、体内時計も整い気持ちも前向きになれた気がします。
コロナの影響もあり職場や地域の方々と交流する機会は限られていましたが、加計呂麻マラソンやお祭りなど参加してみたい行事が島にはたくさんあります。
周りには綺麗な海や大自然が広がっており、のびのびとした暮らしを楽しめる環境で、お世話になった島の方々は本当に優しく面白い方々ばかりです。
仕事でも、短期間勤務であるにも関わらず周りの方々が本当に温かく接してくださりユーモアのある優しい方ばかりで意欲的に仕事をすることができています。
今しかできないと思って挑戦しましたが、家族が増えてもここで暮らしたいと思えるほど私にとっては魅力的な場所です。
ここで暮らしたい気持ちが強いですが、まずは夫へ奄美大島・瀬戸内町のプレゼンをするところから始め、いずれは移住という形で戻ってこれたらと考えています。
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