奄美大島:笠利で過ごした2年間(看護師7年目 大阪府出身)
私は笠利病院最初の結の島ナースとして、2020年10月から働き出しました。
当初は半年間の勤務予定で元々住んでいた家は借りっぱなし、荷物は置きっぱなしの状態で奄美に来ました。
が、気がつけば延長を繰り返し2年近くの時が経っていました。
今回はそんな笠利病院での看護業務についてお話しします。
笠利病院は、奄美大島:笠利地区(北大島)で唯一の病院です。
最新の機器などは揃っていませんが、軽症であれば救急対応も行います。
日勤帯ですと介護士さんと一緒にオムツ交換から始まり、検温・処置・食事介助・記録・ナースコール対応など。
一番ネックだったのは紙カルテでの記録ですが、現在は電子カルテが導入されています。(※2022年7月から導入済み)
フリー業務もあり主に経管栄養投与、入院受けなどを行います。
入院は他院からのリハビリ目的の転院や、笠利で療養したい、笠利で看取りたいといった患者さんです。
私がいた病棟では夜勤帯の看護師人数は多く、フリー業務を行いながら外来・救急患者対応をしていました。
と言っても来る患者さんのほとんどは軽症で、来ない日もありました。
はじめは外来対応に戸惑いましたが、周りのスタッフに助けてもらいながら段々と慣れていきました。
笠利病院の良いところは、スタッフも患者さんもアットホームなところです。
地元スタッフの年齢は20代〜60代と幅広く、『お母さん』みたいに話を聞いてくれる人がいっぱいいます。
ゆっくりな時もあれば忙しい時もありますが、職場環境としては最高でした。
他の病院とは違い小規模で、結の島ナーススタッフも少ないですが、地元の人とめちゃくちゃ仲良くなれる環境です。
気さくに声をかけてくれてたり、お家にお邪魔させてもらったり、BBQをしたり、、、、
地元のおじぃと一緒にご飯を食べたりする時間がすごく楽しかったです!
また他の病院で勤務している結の島ナースとの交流もあり、色んな情報交換ができることもよかったです。
今回島を離れることになりましたが、数年後、また戻ってきてしまいそうです。
奄美は自然がいっぱいあるのはもちろん、出会う人がみんな優しいです。
ここに来て働いて、たくさんの人と出会うことができて良かったと思っています。
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・笠利に住んで分かったこと(2021.03.08)
・離島での看護師生活(2021.01.05)
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