ここで働ける幸せ。(神奈川県出身 看護師5年目)
私は国際医療NGO団体ジャパンハートの一つの事業であるRIKAjobという派遣システムを使って、
奄美大島の名瀬徳洲会病院で働いています。
RIKAjobとは、RITOU(離島・僻地)、IRYOU(医療)、KANGOSHI(看護師)支援のことで、
働く期間や場所を選択して、そこで割高な給料は貰わず地元の方と同じ給料のもと働くことで離島医療に貢献していこうとするものです。
もともと東京の大学病院の救急で働いたあと、NGO団体に所属し、
長崎県対馬、カンボジアで看護師を経験した後、ここ奄美で働かせていただいています。
僻地・離島での医療では圧倒的な人材不足や高齢化などで都会とはまた違った問題が山積みです。
けれど、私が出逢ってきた離島医療を担う方々は、「私たちがここの医療を担うんだ」という使命感を強く持っているようにかんじます。
自分がいなくたってどうにかなる…ということは決してなくて、すごく医療に対して当事者意識が高いような気がします。
そういった方々と仕事をすることで自分の看護観を揺さぶられますし、
患者さん家族と接する時も看護師の中の一人というよりは、
私という人としての責任を背負って関わることを大事にしていかねばなと感じています。
困っている時にこそお互いに思いやりを持って助けあう
そのためには必然的に深く相手のことを考えなければならない時があると思います。
でもそこには大変さの中に悲観や殺伐としたかんじはなくて、
どこか楽しげというか、やりがいに満ちて、心地よいあたたかさがただよっています。
そういう場所で働くことができるのは本当に幸せなことなんだろうなと感じる今日この頃です。
あと少しの派遣期間ですが、1日1日を丁寧にすごしていきたいと思います。
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