屋久島徳洲会病院へ応募したきっかけ(岡山県出身 看護師7年目)
私は岡山の大学病院で、4年間オペ室勤務、その後2年間は循環器病棟で勤務していました。
大学病院退職後はもともと趣味が登山だったこと事もあり、北アルプスの山小屋で働いていました。
山小屋の隣には診療所もあり、高山病やケガの方、急患の方が来られるとそこで診療業務を携わったりもしていて、下山後は岡山にある総合病院の外科病棟で勤務しました。
再度山小屋での勤務を考えていましたが、コロナの影響と緊急事態宣言も出てしまい断念。
そこで以前旅行で訪れたことがある屋久島に、自然豊かで登山ができる山がたくさんあることに魅力を感じていたのと、世界自然遺産がある土地で生活したいなという思いから、募集をおこなっていた屋久島徳洲会病院へ応募しました。
島に一つしかない大きな病院なので、特に都会の病院との違いはないと思っていました。
実際勤務してみると看護業務・看護技術に大きな違いはなく困ることはなく、スムーズに仕事に慣れることができましたが、他科にわたる看護なので幅広い知識や技術が必要だと実感しました。
輸血に関しては通常の病院だとすぐに準備できるのですが、屋久島だと準備に半日かかったり緊急だと輸血の確保が出来ないため、事前に登録している同じ血液型の島民の方へ連絡し、病院へ来ていただきます。
また、島でできる医療が限られているため、患者さんの病状によっては、フェリーやヘリコプターで治療のできる本土への搬送が必要となります。
こういったことは離島ならではで、初めての経験でした。
屋久島の隣には種子島がありますが、2つの島では方言が違い、最初はとまどいました。
方言がわからないと言うと「どこから来たの?」とよく聞かれます。
岡山県から来ましたと言うと、わかりやすく言い直してくれたり方言の意味も優しく教えてくれたりもします。
最初は6か月間だけの勤務契約で来ましたが、私が勤務している病棟が慢性期病棟で、患者さん一人一人とゆっくり関われるというところにもやりがいを感じ始め、またスタッフ間のコミュニケーションが良く、困ったときにはすぐ相談できる環境があって、プライベートと仕事の両立がこんなにできる事が今までなかったので、屋久島徳洲会病院での勤務期間を延長することにしました。
自然が暮らしに近い屋久島での生活。
大好きな登山をした後は、明日も仕事を頑張ろうという気持ちになれます。
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