奄美で過ごした非日常的で人生の財産となる経験(埼玉県出身 看護師7年目)
私は3次救急で7年間勤めていました。急性期ならではのやりがいはもちろんありました。
でも、医療設備が整ってるが故に生かされる命を目の前で見て、疑問を持つようになりました。
患者さんは「もういいよ、このまま死んでもいい。」そんな言葉を何度も聞いてきました。
自分の意志ではない入院・治療が行われ、体のありとあらゆる箇所に管を入れられて、それを抜かれては困るので身動きが取れないよう医療者は抑制をする。これは誰のための医療なのだろうか。
これだったら限られた医療資源の中、生まれ故郷で最期を安らかに過ごしたほうがいいのではないのか。実際に離島医療の現場を見てみたいと思うようになりました。
実は私、入籍して2ヶ月後に奄美に来たんです(笑)
入籍して早々に「奄美に行く!」と言い出して、それに対して夫は「やりたいことがあって素敵だね。」と背中を押してくれました。
そもそも世の中には「やりたいこと」がなくて、何となく働いて何となく生活している人が多いのではないでしょうか。
離島ナースをやりたいと思って、結の島ナースという素敵なプロジェクトを見つけて。
それはもう挑戦するしかない!看護師としてある程度経験積んだ今、やりたいことやらないと!その思いが30歳目前の私の原動力でした。
名瀬徳洲会病院では今まで人手不足のためストップしていた循環器科が今年1月から再開しました。
元々循環器で働いてた私はカテナースを経験させてもらいました。
「奄美の医療に携わってくれてありがとう。また来てね。」
患者さんから頂いた嬉しいお言葉。
世界遺産の自然と人の温かさにたくさん触れることができて、こちらこそありがとうの気持ちでいっぱい!
海なし県で生まれ育った私にとって、奄美で過ごした半年間は非日常的で、離島医療に携われたことも含めて人生の財産となる経験でした。
ちょっと不便なところも魅力的な島暮らし。
セカンドライフで夫と移住しようと計画中です…!
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