徳之島で見つけた、新しい働き方と大切な仲間たち(兵庫県出身 助産師6年目)
離島で働くという選択が、私にとって大きな転機になりました。
全く違う環境で働いてみたいという思いから離島ナースを探していたところ、「子宝の島」として知られる徳之島の存在を知り、自然豊かなこの島で暮らしながら働いてみたい、と強く惹かれました。
産科では、病棟・外来それぞれを一人で受け持つ場面もあり、最初は不安もありました。しかし、先輩助産師さんや産科医師の先生方が、どんな小さなことでも気軽に相談できる雰囲気をつくってくださり、安心して業務に取り組むことができました。チームの温かさとサポートの手厚さは、離島で働く上で本当に心強かったです。

離島ならではの経験として特に印象的だったのが、島外搬送の現場です。母児の状態だけでなく、スタッフ人数、天候の変化、ドクターヘリか民間機かの判断など、常に先を見越した行動が求められました。緊張感の中にも学びが多く、産科医療に対する視野が一気に広がったと感じています。
また、今回は初めて一般病棟にも携わりました。小児から高齢の方まで幅広い年代・疾患の患者さんがいらっしゃり、そのたびに先輩看護師に教えていただきながら、自己学習も重ねて受け持ちを行いました。助産師である私にとって新しい挑戦でしたが、経験を積むごとに確かな成長を感じられる毎日でした。
そして島では、90〜100歳の方が元気に生活されており、徳之島の“長寿の島”らしさを日々の中で実感しました。

プライベートも、とても充実していました。仕事後や休日には、海がすぐそこにあるという環境のおかげで、離島ナース仲間と一緒にシュノーケルやサーフィン、SUPを教えてもらい、どんどん肌がこんがり焼けていきました。年代も経験もさまざまな離島ナースたちと過ごす時間は刺激にあふれ、仕事のこと、将来のこと、人生のことまで語り合える仲間に出会えたことも、大きな財産です。
島の方々も本当に温かく、美味しいご飯やお酒をご一緒させていただくことも多く、島暮らしの心地よさを存分に味わうことができました。
徳之島で過ごした時間は、仕事も生活も含めて「来てよかった」と心から思えるものでした。
徳之島、最高でした!


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