魅了された奄美大島に住み、助産師として働く(熊本県出身 助産師 10年目)
今から4年ほど前、奄美群島を舞台とした1本の映画を見ました。
同じ日本国内にも、こんなに素敵な風景が広がる土地があるのだなと感動したのを今でも覚えています。
その時から漠然と奄美で暮らす生活を思い描いていました。
それから間もなく、新型コロナウイルスの影響があり生活が一変。
今まで当たり前に行ってきた事を制限され、今という時間がどれほど尊いものなのか、今自分は何をしたいのかを改めて考えるきっかけとなりました。そこで思い浮かんだのが「奄美大島に住み、働く」という事でした。
どうなるか分からないけど、人生で一度ぐらいあの魅了された土地に住んでみたい。
また新卒で入社してから9年間、ずっと助産師として単科の産婦人科病院に勤めていたので、自分自身のスキルアップのため他科でも働いてみたいと思っていました。
名瀬徳洲会病院には産科と内科の混合病棟があると知り、すぐに結の島ナース事務局宛にメールを送りました。
返信された丁寧な文面に奄美大島の方の温かさを感じ、安心したのを覚えています。
それからメールと電話でのやり取りを重ね、今年の3月末から名瀬徳洲会病院で働いています。
初めての転職・内科業務という事もあり当初は緊張していましたが、スタッフの方々は皆さん明るく優しく接して下さり、スムーズに業務に勤めることができました。
島外から来られるスタッフの受入が多い病院でもあるため、説明の仕方も分かりやすく対応に慣れていらっしゃいます。
併せて結の島ナーススタッフの人数も多いため、お互いに知っている知識や情報をすぐに共有することが出来るのも良かったです。
以前の病院は規模が大きかったため、分娩から産褥、新生児を一連の流れとして看ることは無かったのですが、ここでは全てを担当します。
新生児の検査や処置など、行ったことが無いものもあり初めは戸惑いましたが、貴重な経験となりました。
スタッフ一人一人が離島医療を担っているという意識が高く、話し合いの場を設けなくても自然とあれはどうしたらいいかな、こうした方が分かりやすい、こういう勉強会をしようといった会話が生まれています。
マイペースな私も刺激されて、色々考えることの出来る素晴らしい環境です。
内科の担当で勤務している時は、島のおばあちゃん達の笑顔に癒されています。
初めは分からない方言を教えてもらったりしていましたが、今では「ありがっさまりょーた!」と言われれば「どーかどーか」と返事が出来るまでになりました。(意味が気になる方は調べてみてくださいね)
入院患者は比較的自立度が高く、退院間近の方が多いため、初めて内科業務に従事する場所としてはピッタリだと個人的に感じています。
また夜勤・オンコール業務がある勤務スタイルですが、プライベートを充実させることもできます。
奄美の豊かな自然は心を癒してくれます。“アマミブルー”と言われるほど透明度の高い海、映画のような世界観が広がるマングローブ原生林もオススメです。病院のそばには展望台もあり、満点の星空をみることも出来ます。自然だけではなく、おもてなし上手な奄美の方々と触れ合うと、その温かさにも心が癒されます。
以前、友人に「奄美に旅行でもいいから一度行ってみるといいよ。また行きたくなるから!」と言われたことがあり、その言葉に今はなるほど!と共感しています。
いま、この体験談を読まれている方へ、
様々な葛藤や悩みを抱えている方はいらっしゃいますか?
そういった方は、まずメールや電話で相談してみることをオススメします。
決して押し付けることはなく、必ず親身になって相談に乗って頂けます。
まずは、そこから“しまっちゅ”(=島の人)の温かさを感じてみてください。
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