2回目の離島での助産師勤務を終えて(千葉県出身 助産師5年目)
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2回目の離島での助産師勤務を終えて(千葉県出身 助産師5年目)

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2回目の離島での助産師勤務を終えて(千葉県出身 助産師5年目)

体験ナースの声(喜界)

こんにちは、私は喜界徳洲会病院で約一年働きました。

【来島の経緯】
昨年度は奄美大島の名瀬徳洲会病院で助産師として勤務していました。
名瀬での任期を終える頃は一旦家族や内地の友達と過ごしたいという気持ちが強く、実家に帰ったものの先行きも決まってなくて内地に帰ってこれ!、といって働きたい場所もなく。

結局海での遊びがまだまだ足りないな〜という気持ちが沸々と湧き、もう一度離島で働くという選択をしました。前回一度名瀬で働いていた事もあり、喜界島で働くというハードルはほとんどなかったです。

病院選びという点で話すと、私は当初沖永良部島を希望していました。
しかし私が勤務開始を希望していた時期、沖永良部島の寮が満杯だったため、担当の方から喜界島か屋久島はどう?と連絡がありました。
それならば奄美大島の隣がいいなということで、喜界徳洲会病院を選びました。

どこの病院の宿舎も限りがあるはずなので、シーズンや人気度によっては宿舎の空きがないことで勤務開始時期を変えなければならない、希望と違う病院を選ばなければならないということがあるかもしれません。

絶対ここ!と行きたい島がある場合は一度担当の方と連絡を取ってみると良いと思います。
もしくは冬場はどこもスタッフが減る時期になるので、冬に来て秋まで働くというのもオススメです。

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【仕事に関して】
※喜界徳洲会病院 助産師としての勤務についてはこちらご参照下さい
https://www.yui-nurse.com/blog/2022/07/26/3376/

離島へのハードルはなかったと言いましたが、正直なところ喜界島に行く前は外来の勤務って夜勤手当がない分お給料減るな〜、
日勤だけで毎日起きれるかなあ、産科以外の業務ってどんな感じだろう、分娩から離れるとなると、今後の助産師人生どうなるのかなあ、
コンビニもマツキヨもないのかあなどなど、、心配事だらけでした。

実際に勤務してみて、助産師の業務としては割合だけでいうと愕然と減りました。
分娩施設がないため32-35週頃で妊婦さん達はお産のために島外に出ますし、1週間のうち産婦人科があるのも平均3.4日、助産師も時期によりますが2人から4人いたので、産婦人科担当となるのは週に1-3回程度です。

ですが、予防接種・1ヶ月健診・11ヶ月健診・母乳外来(産後希望があれば)、役場との両親学級(年3回)、新生児訪問(機会は少ないです)があり業務の幅は広いです。

またそもそも私は今まで病棟勤務しかしたことがなかったので、妊婦健診に関わるということが初めての経験でした。
心拍の確認をした赤ちゃんの成長過程がみられたのは助産師としてとても幸せなことでした。

昨年名瀬で関わったベビーとお母さんに会えた時はお互いビックリでしたし、成長した姿をみられて嬉しかったです。
分娩こそ関われないものの妊娠から産後、予防接種など、経過で関わることができる機会は、内地の病院勤務ではなかなか経験できる事ではないと思います。

産婦人科医が島内不在の時は待機勤務もあります。時間外受診で妊産婦さんが受診した時の対応です。
妊産婦さんの総数が多くないので呼ばれる頻度はかなり少ないですが、呼ばれた時は産科医不在で対応をするので緊張しました。

ですが電話で当院の産科医に相談したり、搬送を検討する場合は奄美大島の病院の産科医に相談しながら当直の先生と診察することになるので安心してください。
産婦人科・小児科の担当でない時は、処置、救急車対応、整形、ペイン、発熱外来、クラーク業務などなど、今までまったく関わったことのない業務をしました。
外来なので基本的にはどの科においても問診や処置の介助を行います。

この点は不安要素ではあると思いますが、マニュアルがありますし先輩に聞きながら、先生に聞きながら、周りのスタッフがいつでも教えてくださったので安心してできました。

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また救急車の対応は医療機関が島内に一つしかないので、軽症〜重症までなんでも来ました。
重症患者の時は必ず複数人で対応しますし、必要であればヘリで奄美大島や鹿児島に搬送となります。
また後期研修の先生方を中心に救急患者の初期対応や、ACLSといった内容の勉強会を定期的に開いてくださったので学べることは多かったです。

今まで気にしたことのなかった救急車の音には敏感になりましたが、ここに来なければ一生関わることのなかった、勉強することもなかった事例がいくつかありました。
今後産科に戻ったとしても、急変対応等に必ず役に立つ経験だったと思います。

そして何よりもやっぱり人がポカポカしています。島の病院の大好きなところです。
スタッフも患者さんもよくお話ししますし、毎日こんなに笑う?ってくらいしょっちゅう笑って働いています。
外来に頻繁に来られる患者さんは名前を覚えてくれたり、声をかけてくれたりします。

外来だと病棟より患者さんとのコミュニケーションが少ないのかと思っていましたが、そんなことは全くありませんでした。
またスタッフ同士でも年代問わず下の名前で呼び合うことが多いです。名前は一つのアイデンティティだと思っているので、下の名前で呼ばれることが私はとても嬉しかったです。

喜界徳洲会病院応援のスタッフに関して言うと、全国各地から経歴もこれからの将来も、年代も本当に様々です。
医師・看護師に限らず、技師さんも薬剤師さんも入れ替わりが激しい職場ではありますが、その分色んな人と働けることは間違いないです。

多くの人に出会ったこの2年間で視野も広がり、思考もモノの捉え方も、私自身柔軟になったなあと感じます。
院内職員みんなが受け入れに慣れているので、お互いに声を掛け合い相談・依頼がしやすい雰囲気です。

【プライベートに関して】
来る前は夜勤がないことを恐れていましたが、日勤だけの生活は想像の何倍も快適で健康的で、今となっては夜勤がある生活は無理な身体になってしまいました。

日勤だけだと明けが無い分自由時間が少なくなるイメージでしたが、夏場は20時頃まで明るいので日勤終わりでも海遊びやBBQなど楽しめました。
そして良くも悪くも宿舎から10分圏内にスーパー、ご飯屋さん、職場、海があるので公私共に移動に時間を割くということがありません。その分自由時間が増えます!

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また喜界島では海や農業を通じて、医療職者以外との繋がりもできました。
前任の助産師やご近所さんのご縁でsupには本当によく行きました。
島に来る前からsupをしたことはありましたが、晴れた日に透き通った海でするsupは格別です。

喜界島はハブがいないというのも安心です。道端で寝転んで星を眺めても、草むらに入っても心配いりません。
ただ外でも家でも虫は多いので、虫嫌いの方は何かしらの対策は必要です。

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今回も元々は冬で勤務終了し実家に帰ろうと思っていたのですが、少しでも長くいてくれたら!ということで1ヶ月丸々休職させて頂き、宿舎もそのままで帰省しました。
家族や内地の友達とゆっくり過ごす時間を設けることができ、完全プライベートな理由の休職期間を頂けたことに感謝しています。

休職については保険や家賃、その時の人員面の事など色々あるので事前に総務や部署の方に確認してくださいね。
私は都会は都会、島は島でどちらもそれぞれの魅力があるので、どちらの生活も好きです。
島暮らしでは太陽がポカポカで、海がツルツルで、空気が澄んでいて、星が数えきれない程散っていて、周りの人たちがあったかくて、これ食べや〜ってお裾分けしてくれたり、そんなあったかい環境が一番心を満たしてくれます。

もちろんマック食べたいなあとか、映画観に行きたいなあという欲は定期的に出てきはします。
島に吉野家の移動販売が来て、牛丼を食べられた時は本当に感動しました。

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最後になりますが、喜界島での暮らしでも忘れられない思い出がたくさんできて、これからも大切にしたい出会いがたくさんありました。
関わってくれた皆様、島民の皆様に感謝しています。

海に興味のある方、旅行の好きな方、転職してみたい方はぜひ!
結の島ナースでは3ヶ月から勤務可能ですが、欲を言うならばやっぱり夏を過ごしてほしいので半年から1年間がオススメです!

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