島で生活する人々の退院支援を学びたい、地域包括ケア病棟勤務の7ヶ月(東京都出身 看護師4年目)
私は地元で3年間働いていた時に、国際医療NGO ジャパンハートに出会いました。
そこで看護師不足と言われている離島・僻地医療の存在を知り、離島医療に興味を持ちました。
そして長崎県対馬市で離島医療に携わった後、奄美大島にやってきました。
島で生活する人々の退院支援を学びたいと思い、配属は名瀬徳洲会病院の地域包括ケア病棟を希望しました。
当病棟では患者さんが施設や自宅に退院できるように帰るための訓練をしたり、患者さんの家族やケアマネージャー、退院支援看護師、理学療法士の方々と退院前カンファレンスを開催して話し合いをしました。
入院前後で患者様のADLが変化するので、患者さん・家族と退院後の目標を決める事、退院後の生活を具体的にイメージする事が大切であると思いました。
入院期間は2ヶ月と期間が決められているため、調整の難しさを感じる一方やりがいも感じました。
自分のプライマリー患者様のカンファレンスは、積極的に参加するようにしていましたね。
無事に自宅退院される姿を見ると頑張って良かったなと思いました。
名瀬徳洲会病院の方々は皆様優しく、わからないところがあればすぐに教えて下さいます。
特に地域包括ケア病棟では、退院先の施設やケアマネの情報・患者家族情報などを把握する必要があるので、先輩達にたくさん聞いて学んでいきました。
先輩は全ての情報が頭の中に入っているのではないかと思うくらいなんでも把握しているので、歩く電子カルテかよ!と心の中で思っていました笑
夏の奄美祭りでは、名瀬徳洲会病院の一員としてパレードに参加しました。
130人程の人と踊りながら街を練り歩く様子は圧巻でしたね、貴重な経験です。
私は海を眺めたり、ご飯を食べることが大好きという事もあって奄美大島での生活を楽しみにして来ました。
休日は、友人がシュノーケルや野鳥観察に連れて行ってくれました。
色とりどりのサンゴや魚、海亀が可愛かったですね。海亀と一緒に泳げたのはいい思い出になりました。
固有種の野鳥もたくさんおり、色鮮やかな鳥もたくさんいました。
奄美大島の郷土料理として、鶏飯、油ぞーめん、にがうりの炒め物など美味しい料理がたくさんあります。
また、奄美大島の南部:瀬戸内町では近畿大学の養殖するクロマグロのマグロ丼が食べれます。
奄美大島のフルーツやなどを使用したジェラートのお店やかき氷のお店によく行きました。
おしゃれなカフェやレストラン、バーなどたくさんあるので、全てのお店を尽くせなかったのが心残りですね…
今後は同じ徳洲会系列の病院である、山形県にある新庄徳洲会病院に行く予定です。
徳洲会は全国に病院があるので、いろいろな地域医療を経験していけるのも魅力の一つだと思います。
徳洲会病院の創始者である徳田先生の言葉にあるように、生命は平等であると思います。
離島・僻地だから治療ができないという訳ではなく、限られた人員、設備の中で最善の医療を提供しようと頑張っている看護師の姿を一人でも多くの方に肌で感じて欲しいと思います。
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