病室から水平線が見える与論病院に勤務して(奄美大島出身 看護師10年目)
はじめまして。私は現在、与論徳洲会病院に勤務しています。
まず自己紹介と結の島ナースに参加する経緯を説明します。
そして仕事について、暮らしや余暇についてを書きたいと思います。
私は高校までは奄美群島で過ごし、本土の急性期病院で9年看護師として働きその間に大学院の修士課程を修了しました。
今までのキャリアの中で三次救急を経験したことがなかったので、首都圏の三次救急の大学病院にて勤務していましたが、安全管理や感染管理に関しては多少の疑問が生まれ、退職を決意しました。が、次の仕事が決まっておらず困っていたところ「結の島ナース」を知りました。
住宅補助があるため家具家電付きの家に家賃が5000円で住め、常勤扱いなので12月と7月に在籍しているとボーナスも出る、コロナで旅行が制限されてる今だからこそ、自分が行ってみたいと思っていたところで働くのもアリだなという経緯で応募しました。
エントリーして履歴書を郵送、その後電話面接をしてスムーズに採用が決まりました。
離島と言うとDr,コトーのような診療所を想像されると思いますが、規模に見合った医療が提供されています。
現在は療養病棟に配属されています。私は都内の療養病棟で働いたこともありますが離島というハンデは感じられず一般的な療養病棟です。また徳洲会グループはJCIを取得している病院が複数あるためか離島とはいえど感染管理や安全管理なども現代的です。電子カルテもグループ内で統一されているらしく、今まで経験したなかで一番使いやすいです。
与論徳洲会病院の宿舎の間取りは1K、風呂とトイレは一緒です。クーラー、テレビ、炊飯器、洗濯機、冷蔵庫、ベッド、寝具、ドライヤーが準備されています。また鍋や食器類、簡単な調味料なども用意されていました。
結の島ナースで就職されると、これで12ヶ月間までは家賃5,000円です。家を解約せずに離島へ行って働いてみたいという方にはとてもありがたいと思います。本当にトランクひとつで赴任するイメージです。洋服や日用品など、段ボール10箱を関東から郵便で送って3万円程度でした。
上限はありますが赴任費用は病院が負担してくれるので、飛行機代と荷物代含めても手出しはありませんでした。
また南の島なので虫はしょうがないと思っていましたが網戸を閉めていれば虫は入ってきません。買い物は寮から徒歩3分以内にスーパーが2軒、それとは別に24時まで空いてるコンビニも歩いていけます。Amazonも楽天もちゃんと届きます。移動手段はリースのスクーターを使用しています。月1万円とちょっとです。車も月1.5万円程度で業者からレンタル出来るようですが、車が必要な時は病院の車を貸してくれるのでバイクで十分かなと思います。
寮から徒歩5分でビーチに行けます。南国は日が沈むのが遅いので日勤後に泳いだりビーチでのんびりしたりしています。与論の海は遠浅なのでサーフィンには向きませんがダイビングやSUPなどには持ってこいだと思います。マリンスポーツをされない方はビーチで波の音を聞きながら夕暮れを過ごすのが吉です。日が沈んだ後は満天の星空が見えます。
最後に与論では島外からやって来た人のことを旅人(たびんちゅ)と言うそうです。与論に行き着いた人を誰でも受け入れてくれるような雰囲気があります。
看護師免許があれば離島僻地でも普通に仕事があって暮らしが送れます。徳洲会という国内最大規模の法人だからか、離島でも進んだ医療から置いて行かれるような遅れは感じられません。どこへ行っても働けるので看護師免許は自由へのパスポートだなと思います。
看護師は真面目で責任感の強い人が多く日々消耗しています。自分を高める内省は必要だと思いますが、自分を責める内省をするぐらいなら与論のビーチで過ごす方が幸せになれると思います😉
与論島でお待ちしています!
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