「離島ナースとしての第一歩とこれからの挑戦」(大阪府出身 看護師9年目)

離島ナースとして働くことはこれまで一度も経験がなく、以前から興味は持っていたものの、自分自身の看護師としての経験がまだ十分ではないのではないかという不安もあり、なかなか挑戦するきっかけを掴めずにいました。
そんな中、前の職場を退職して今後の進路に迷っていた時に、友人から「離島ナースをやってみたらどうか」と勧められたことが大きな後押しとなり、思い切って挑戦してみようと今回応募しました。
私は元々海や自然が好きで、いつか離島で暮らしてみたいという気持ちをずっと持っていました。また、名瀬徳洲会病院には以前働いていた職場と同じ「地域包括ケア病棟」があることも知り、少し親しみを感じていたこともあり、奄美大島を希望しました。実際に働かせていただくことが決まり、期待と不安を抱えながら新しい環境での生活をスタートしました。
実際に勤務してみると、以前の職場との違いも多く、最初は戸惑うことも少なくありませんでした。しかし、病院のスタッフの皆さんが本当に温かく、常に優しく接してくださり、分からないことも丁寧に教えていただけたことで、すぐに職場に慣れることができました。そのおかげで、安心して仕事に取り組めるだけでなく、楽しく働く日々を送ることができました。
また、仕事以外の時間もとても充実していました。奄美大島での暮らしは自然が身近で、海も山も本当に魅力的です。私は奄美大島以外の島にも興味があったため、休日には毎月フェリーに乗り、徳之島などの離島巡りを楽しみました。さらに趣味のダイビングにも挑戦し、美しい海の世界を体感することで、心身ともにリフレッシュすることができました。仕事とプライベートの両方が充実し、ここでしか得られない経験を重ねることができたと思います。
そうした日々を過ごす中で、「今度は別の島でも暮らしてみたい」「島に一つしかない病院で働くということを自分の肌で感じてみたい」という思いが強くなっていきました。そしてこの度、新しい挑戦として来月から屋久島での応援ナースに移る決心をいたしました。結の島ナースでは、こうした“離島ホッピング”ができる仕組みがあり、自分にとってはとてもありがたく、今回その仕組みを活用させていただきました。
離島に行くことは、地元を離れる不安や、新しい環境での暮らしや仕事に対する緊張もあり、最初は誰もが躊躇するのではないかと思います。ですが、一歩踏み出してみると、きっとそれ以上に得られるものがたくさんあると感じています。もし迷っている方がいらっしゃるなら、ぜひ勇気を出して挑戦してみてほしいです。
そして、同じように離島で働く仲間として、仕事だけでなくプライベートの時間も共に楽しみながら、充実した時間を過ごしていけたら嬉しく思います。
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